コンピューターがチェス王者に勝ったのはバグのせいだった

スーパーコンピュータチェス王者に勝ったのはバグのせいだったらしい。
1997年にIBMのDeep Blueが時のグランドマスター、ガルリ・カスパロフに勝った時の試合についての記事。
Did a Computer Bug Help Deep Blue Beat Kasparov? | Playbook | Wired.com

カスパロフの1勝2敗3引き分けでDeep Blueの勝ちになった。
チェス王者がコンピューターに負けた、と大きなニュースになった覚えがある。
当時から、とある一手が機械にしては巧妙すぎると話題になっていたらしい。
2001年にグランドマスターのヤッサー・セイラワンがWiredのインタビューで語ったところによると、その手が巧妙すぎて、ガルリはtizzyになってしまった。
tizzyはのぼせ上がり? カッとなったということか。


ところが最近出た、The New York Times記者のネイト・シルバーが書いた本で、この一手はバグのせいだったという証言が載っているらしい。
この本の中で当時のIBM技術者、マレイ・キャンベルの証言が紹介されていて、コンピュータは次の一手を選べなかったために手を無作為に選んだとのこと。
なんとまあ。
この試合の後、IBMはプロジェクト終了して再試合がされず、決着がはっきりしないままになっていたそうだけど。
もう将棋でもコンピューターが勝つ時代だから、今となっては議論してもしょうがないんだろうな。
この本は日本のアマゾンではまだ発売しておらず、予約受付中。
米国では、テクノロジー部門で2位、ビジネス&投資部門で4位になっている。

The Signal and the Noise
Why So Many Predictions Fail-but Some Don’t
信号と雑音:これほど多くの予測が外れるにもかかわらず、当たる場合がある理由
著者は野球の成績予測のシステムを開発し、2008年の(大統領?)選挙を正確に予測して、米国で最も影響力のあるpolitical forecaster (政治予報官?)と呼ばれているらしい。
その人が、予測の方法論について述べた本。


チェスの本っていうわけじゃないのね。
それは関係なく、面白そうな本だ。

越境する脳: ブレイン・マシン・インターフェースの最前線
ミゲル・ニコレリス (著), 鍛原 多惠子 (翻訳)
内容(「BOOK」データベースより)
アカゲザルに考えるだけで義手を操作させる実験を成功させた、BMIの先導的研究者自らが語る、脳神経科学における驚きの成果。

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