月の歩きかた: マイケル・カーロヴィッツ, 松井 貴子: 本

とても美しくて面白い本に出会った。
マイケル・カーロヴィッツってヒトの、月の歩きかたっていう本。
著者のMichael J. Carlowiczは、学者になりたくて生物学を勉強して、でも科学者は無理と思ってディスカバリーチャンネルに就職したらしい。
その後ジョンズ・ホプキンス大学に転職してサイエンス・ライティングの研究をしている。
月と月にまつわる色々なこと、地球上の月に関係する風景や古代からの人と月の関わり、月の探査、他の惑星の衛星などの、写真がいっぱい載っている。
それらにまつわるいろいろなエピソードも、章に分けて書いてある。
目次
Introductioin 月への誘い
Chapter1 闇を照らす光
Chapter2 夜の女王
Chapter3 月光の不思議
Chapter4 月の周期
Chapter5 月面世界
Chapter6 人類、月へ
Chapter7 未来の月計画
地球から見える月の大きさが結構変動するなんてことは、初めて知った。
この人、他に太陽の本も出しているのね。
The Sun
翻訳は出てないみたいだけど。
同じように写真中心、軽く記事がついている感じなら、英語でも気軽に楽しめそう。
こっちも読んでみたくなった。

月の歩きかた
マイケル・カーロヴィッツ (著), 松井 貴子 (翻訳)
内容紹介
月にまつわる知られざる記録、面白いエピソードを貴重な写真とともに収録したサイエンス・ドキュメント
──いつも月を眺めているあなたへ贈る「月ものがたり」

井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫): 井上 ひさし, 文学の蔵: 本

故・井上ひさしの作文教室を再現した本。
井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)
講義録のような体裁なので、体系だった感じじゃない。
このヒトの国語知識・技術を読む目的としては、他の本のほうがいいと思う。
(自家製 文章読本日本語教室井上ひさしの日本語相談、…)
でも、作文教室に集まった人たちを相手に、熱心に語りかけている様子が伝わってくる所が、良い。

井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)
井上 ひさし (著), 文学の蔵 (編集)
内容(「BOOK」データベースより)
まず原稿用紙の使い方、題のつけ方、段落の区切り方、そして中身は自分の一番言いたいことをあくまで具体的に―。活字離れと言われて久しい昨今ですが、実は創作教室、自費出版は大盛況、e‐メールの交換はもう年代を問いません。日本人は物を書くのが好きなんですね。自分にしか書けないことを、誰が読んでも分かるように書くための極意を、文章の達人が伝授します。

情報を可視化する「美しい証拠」 Beautiful Evidence: Edward R. Tufte: 洋書

情報(データ)を提示するためのデザイン手法を解説する本。

Beautiful Evidence
Edward R. Tufte (著)
USアマゾンに載ってたBusiness Weekのレビューより:
タフティ氏のデザイン分析4作目となるBeautiful Evidenceでは更に深く芸術と科学に掘り進み、真実と美の間に大昔から存在するつながりを明らかにした…ガリレオからグーグルに至るまで。


これは面白い。
絵画、彫刻、科学的な図解、スキーの教則本、展覧会カタログの表示、いろんなグラフ、ポスター、PowerPointのスライド等、極めて多様な題材を取り上げて、デザインのルールとアイディアを紹介する。
図解の仕方、キャプション、フォントや色合い、大きさ、コントラスト、などなど。
実例を解説して、なぜそうなっているか、どうなっていると良いのか、書いてある。
ダメな例にはバッテンがしてある。
豊富な図版とその周りの説明をざっとみていくだけで、楽しい。

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帝国の終焉: 日高 義樹: 本


帝国の終焉
日高 義樹 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
日本に対する北の「核」の脅威が高まる!グローバリゼーションもTPPも終わる!2012年、いよいよ米中対決が始まる!?ワシントン発「新・世界秩序」の読み方。


米国の動向と日本の国防を中心に、情勢と問題点を解説する本。
米国の軍事予算が削減されるなかで、資源を集中するために日本の防衛が手薄になる。
中国はどんどん力を増し、北朝鮮の核武装と相まって大きな脅威になる。
米国は福祉国家指向が強まっている。
日本の未来は暗いなあと感じた。

探求――エネルギーの世紀: ダニエル・ヤーギン, 伏見 威蕃: 本


探求――エネルギーの世紀(上)
ダニエル・ヤーギン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)
内容(「BOOK」データベースより)
21世紀の生活を支える未来のエネルギーとは何か?『石油の世紀』の著者が、フクシマ後のエネルギーの世紀を描く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ヤーギン,ダニエル
ケンブリッジ・エナジー・リサーチ・アソシエーツ会長。エネルギー問題の世界的権威。国際政治とグローバル経済にも詳しい。世界的ベストセラー『石油の世紀』でピュリツァー賞を受賞


情報量が山盛りで、疲れた。
石油ビジネスの創成期を詳しく振り返るところから始まって、エネルギーの変遷、地球温暖化、最近の取り組みまで、よくもこれだけ集めたなと。
いろんなことを教わって面白い。
ただ話がいろいろ変わって、お話を貫くストーリーもよくわからないのが、疲れる要因かな。
部ごとに別の本でもおかしくないんじゃないか。
でもお陰で、上と下の2分冊を続けて読まなくても支障がない感じ。

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かけ算には順序があるのか (岩波科学ライブラリー): 高橋 誠: 本

最近の小学校では、かけ算のテストが式の順序によってバツになると聞いて、ビックリして読んでみた。

かけ算には順序があるのか (岩波科学ライブラリー)
高橋 誠 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
小学校の算数で「6人に4個ずつミカンを配ると、何個必要ですか」という問題に、6×4=24という式を書くとバツにされる。かける順序は本来どちらでもよいはず。あらためてかけ算の意味や考え方、その歴史をみてみると、意外にも奥深いものが秘められていた。算数の始まりから見えてくる数や量の世界をわかりやすく紹介する。

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