人類20万年 遙かなる旅路: アリス ロバーツ, 野中 香方子: 本

「美人科学者」がアフリカから拡散した人類の足跡をたどるために世界中を訪問、その場所にちなんだ人類誕生~拡散の話題を解説する本。
面白い。

人類20万年 遙かなる旅路
アリス ロバーツ
文藝春秋
売り上げランキング: 39,660

内容(「BOOK」データベースより)
「太古の人類の足跡をたどり、世界中の人々に会い、人類の遺物や化石をじかに見て、真の意味を探究する人々の聖地とも言うべき土地を訪れる旅に出かけませんか」と誘いを受けた時には、一も二もなく承諾した。著者は人類の祖先を探す旅に出かけた。英国の美人人類学者が出アフリカから南米到達までを踏査する。

著者はこの人。


右側のおっさんは喜びすぎ。
思ったより人類のあけぼのはよくわかっていないらしい。
ホモ・サピエンスは東南アジアで生まれたという説さえ、まだ生きているみたい。
ホモ・エレクトスやネアンデルタール人との接触や影響にいたっては、全然わからないみたい。
寒冷だったその頃から比べて海面上昇したので海岸の遺跡が沈んでしまったことと、金属を使う前だから道具なんかが残りにくくて、調べるのが大変とのこと。
その中で、遺伝子を調べる研究が進んでいる。
ミトコンドリアDNAハプログループの追跡による系統樹というのが載っていて、日本あたりには、東南アジア経由でB系統というのが来たようになっている。
これかな。
File:Map-of-human-migrations.jpg – Wikipedia, the free encyclopedia
こっちだと東南アジアではなく、中央アジアを通ってきて、そのままアリューシャン列島をわたって北→南アメリカに西海岸沿いに渡って行ったみたい。
Y-DNAハプログループの分析だともっと細かく書いてある。
File:World Map of Y-DNA Haplogroups.png – Wikipedia, the free encyclopedia

D2 C1 C3 Ainu/Japanese (Jomon)
O2b O3 Korean/Japanese (Yayoi)
さらに九州には中国のSino-Tibetanが来たらしい。
Jomon系はその後モンゴルに行ったように書いてある。
モンゴリアンって、モンゴルから始まったんじゃないのか!
遺伝子関連で、面白そうな本もまた出てる。

にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語
サム・キーン
朝日新聞出版
売り上げランキング: 376

内容(「BOOK」データベースより)
人間の活動はすべて、私たちのDNAのなかに検証できる痕跡を残す。そのDNAが記録する物語が音楽のことであれ、スポーツのことであれ、無節操な病原菌のことであれ、それらの話がトータルで、地球上の人類誕生にまつわる遠大で入り組んだ物語になっている。そして私たちが自然の最高の誇りであると同時に、自然の最も不合理な産物でもあるのはなぜか、その理由を教えてくれる。愛も、才能も、闘いも―DNAに刻まれた人類の歴史をひも解く全米ベストセラー・ノンフィクション!

「人類20万年 遙かなる旅路: アリス ロバーツ, 野中 香方子: 本」への1件のフィードバック

  1. 古代の世界 – 「初期人類はすべて同一種」とする新説

    2000年に最初にグルジアで見つかった初期人類化石にまつわる話。 こないだから人類20万年 遙かなる旅路という本を読んでいたところで、タイミングがイイ。 …

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