探求――エネルギーの世紀: ダニエル・ヤーギン, 伏見 威蕃: 本


探求――エネルギーの世紀(上)
ダニエル・ヤーギン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)
内容(「BOOK」データベースより)
21世紀の生活を支える未来のエネルギーとは何か?『石油の世紀』の著者が、フクシマ後のエネルギーの世紀を描く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ヤーギン,ダニエル
ケンブリッジ・エナジー・リサーチ・アソシエーツ会長。エネルギー問題の世界的権威。国際政治とグローバル経済にも詳しい。世界的ベストセラー『石油の世紀』でピュリツァー賞を受賞


情報量が山盛りで、疲れた。
石油ビジネスの創成期を詳しく振り返るところから始まって、エネルギーの変遷、地球温暖化、最近の取り組みまで、よくもこれだけ集めたなと。
いろんなことを教わって面白い。
ただ話がいろいろ変わって、お話を貫くストーリーもよくわからないのが、疲れる要因かな。
部ごとに別の本でもおかしくないんじゃないか。
でもお陰で、上と下の2分冊を続けて読まなくても支障がない感じ。


立場が偏っているような気もした。
チェルノブイリと福島は詳しく語るけどスリーマイル島はあまり出てこないとか。
特に面白いと思ったのは、最初の石油ビジネス勃興の話と、第2部で出てくるメキシコ湾の原油流出事故(ディープウォーター・ホライズン)の話だった。
日本人学者の真鍋淑郎という人が、1960年台に気候モデリングで業績をあげていたなんてことも、初めて知った。
80歳になられてまだプリンストン大学で現役らしい。
ハイライト「真鍋 淑郎 氏(プリンストン大学 上席研究員、名古屋大学 特別招へい教授) – 「IPCCをどう変えたらよいか」第1回『クライメイトゲートの衝撃』」 科学技術 全て伝えます サイエンスポータル / ScinecePortal
特別セミナー「地球温暖化にかかわる政治と科学の一側面」2011年1月21日、名古屋大学グローバルCOEプログラム「地球学から基礎・臨床環境学への応用」主催 講演から
プリンストン、ていうことは、Antony Jamesonの先輩か?
すげえ。
翻訳は、読みにくい。
第1部 石油の新世界(ロシアの復帰
カスピ海ダービー
カスピ海の対岸
スーパーメジャー
石油国家
流通途絶
イラク戦争
需要ショック
中国の勃興
追い越し車線の中国)
第2部 供給の安全保障(世界の石油は枯渇するのか?
非在来型石油
エネルギーの安全保障
ペルシャ湾の流砂
海上のガス
天然ガス革命)
第3部 電気時代(交流電気
核燃料サイクル)
第3部 電気時代(承前)(価格統制の崩壊
燃料の選択)
第4部 気候とCO2(氷河の変化
発見の時代
リオへの道
市場を作る
グローバルな政治目標
コンセンサスを求めて)
第5章 新エネルギー(再生可能エネルギーの再生
科学実験
輝く光の錬金術
風の謎
第五の燃料―効率
節約の溝を埋める)
第6部 未来への道(炭水化物人間
内燃機関
偉大な電気自動車実験
“偉大な革命”)

「探求――エネルギーの世紀: ダニエル・ヤーギン, 伏見 威蕃: 本」への1件のフィードバック

  1. 大停電と『探求――エネルギーの世紀』

    こないだ読んだ、探求――エネルギーの世紀で、なんだか立場が偏っているような気がして気持ち悪かったんだけど。 そういえば原発事故のこと以外にも、停電事故につ…

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