リーダー・パワー / ジョセフ S ナイ

一時、オバマ政権の駐日大使内定と報じられたJoseph S. Nye の新刊(といっても出版は去年末)。駐日大使は結局期待はずれ的な報道になっていたけど、内定の報道だけで、この本の宣伝効果は絶大だったと思われる。 日経の陰謀か。 USではThe Powers to Leadとして2008年3月出版。

# 単行本: 228ページ
# 出版社: 日本経済新聞出版社 (2008/12/17)
# ISBN-10: 4532166829
# ISBN-13: 978-4532166823
# 発売日: 2008/12/17
# 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.4 cm

ソフト・パワー (2004年)を発展させた内容。
ソフト・パワーが大事とはいってもハード・パワーも必要なんだけど、その使い分けが大事、という趣旨で、視野が広がったということか。
今をときめく政治学者の新刊とあって、テーマは興味を惹かれたし、一見良くまとまってそうなんだけど。 翻訳が悪いのか、読んでてぜんぜん盛り上がらない。
なんだか、軽く読むと納得しちゃいそうな文章でも例えば、

強圧的な態度を持ちながらも、ビジョンを持ち、社会的制約を軽蔑しているものであれば成功することが多い

なんて書いてあって、理解しようとすると意味不明なことに気づく。
結局、力の使い方には大きく分けて三つのやり方があり、威圧して脅迫、報酬で誘う、勧誘して仲間にする。 この中で前二者がハード・パワー、三つ目がソフト・パワー。
これを状況に応じて使い分けなさいよという反駁のしようがない主張はわかったけど、そんな感じ。
ひょっとしたらもともとつまんない本なのかもしれない。
ふと、著者の息子がLinkedInのCEO(雇われ)を2年やってたと読んで(ジョセフ・ナイ – Wikipedia)、ますますがっかり。

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