反対進化 /. エドモンド・ハミルトン (著)

反対進化 創元SF文庫
エドモンド・ハミルトン (著), 中村 融 (翻訳), 市田 泉 (翻訳)
Amazon.co.jp:反対進化創元SF文庫: 本
文庫: 398 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 東京創元社 ; ISBN: 4488637035 ; (2005/03/24)
キャプテン・フューチャーの著者の作品集、ときいて、古ぼけて能天気な雰囲気を想像したけど、ずっしりとした手触りで楽しめた。
ま、古いのは確かだけど。
赤銅色と言うか、まだ流線型でない角張った金属の世界が存在するころのSFのイメージ。50年以上前の夢が展開されていて、今はもうまったく違う世界だけど、はたして良いほうに転んできたのか、考えてしまう。
雰囲気はちょっと物悲しかったり、切なかったり、そんなお話が多いけど、60年代初頭には人類が月に行ってたりして、技術面では楽観的な人なんだな。
●「アンタレスの星のもとに」
●「呪われた銀河」
●「ウリオスの復讐」
ばかばかしいほど復活と追跡が繰り返される。あーあ、って感じだけど、アン・ライスのレスタトなんかを思い出して、ちょっと親近感。
●「反対進化」
スリルが高まったと思ったら、僕たちはダメダメだった、というメッセージを突きつけられる。あっけにとられてしまう結末。
●「失われた火星の秘宝」
活劇風。こういうのが、古さを感じちゃう。単に背景として描かれている古代の文明が魅力的。
●「審判の日」
物悲しい。
●「超ウラン元素」
宇宙基地と鉛と勇気ある行動。これこそ、昔懐かしいへヴィメタル名SFの味。
●「異境の大地」
これはすごい。昼と夜がめまぐるしく変わり、未知の世界が現出するイメージが圧倒的。
●「審判のあとで」
●「プロ」